人間同士近づけば近づくほど不寛容になる。(by マーシャル・マクルーハン)

マーシャル・マクルーハン

もしあなたが「<span style=”text-decoration: underline;”>緊密な人間関係の構築こそが、コミュニケーションを上手に回すポイントなのだ</span>」と信じているなら、あなたは大きな勘違いをしてしまっている可能性があります。

マーシャル・マクルーハンによれば「人間同士近づけば近づくほど不寛容になる」というのです。
<h2>インタビュー動画</h2>

マーシャル・マクルーハンとは?

1911年~1980年。カナダ出身の英文学者、文明批評家。もともとニュー・クリティシズム等を論じる英文学教授。メディアに関する著書、「人間拡張の原理――メディアの理解」、「メディア論」などが有名

<h2>距離の短さが不寛容を増殖させる?</h2>
社会を眺めてみると、マーシャル・マクルーハンの言葉を裏付ける状況がたくさん見つかります。
<h3>証拠①)恋人・家族</h3>
ある女性は、友人だった時は礼儀正しかった男性が恋人になった瞬間に別人のようになったと愚痴をこぼしていました。

友人だったころは遅刻しても文句の一つもいわなかったのに、恋人になった瞬間に「遅刻する人間の神経がわからない」と吐き捨てるようになったのです。

またある男性は、恋人だった時は優しくて思いやりのある女性が、結婚した瞬間に別人のように変貌したと嘆いていました。

以上のような事例(苦情)は、たくさんの男女から寄せられています。
<h3>証拠②)SNS</h3>
SNSの発展によって見ず知らずの他人にDM(ダイレクトメッセージ)を送信できるようになりました。

またSNSのコメント欄に、誰でもコメントを残せるような状況も珍しくありません。

スマートフォンが普及する前ならば、半径10m以内には近寄れなかったはずの「高嶺の花」である女優さんやアイドルに直接SNSで罵詈雑言を吐く人もたくさんいます。

SNSには空間を一瞬にして飛び越える力があります。心のないメッセージを他人に「今すぐに」投げつけることができるのですから。
<h3>証拠③)グローバル化</h3>
グローバル化という言葉には「ポジティブなイメージ」をもっている人が多いと思います。

グローバル化社会においては、資本(お金、労働力)が国境を飛び越えてやってきます。確かに自由経済を推進した結果、関税のハードルは下がり、世界は豊かになりました。

しかし今のところ、グローバル化による弊害も多く報告されています。例えば、移民の問題です。

もともと移民の国であるアメリカは、建国から300年以上経過した現代になっても、人種間の闘争を克服していません。またヨーロッパの移民問題も収束する気配がありません。
<h2>仲良くするアイディア</h2>
人間同士が仲良くするためには、潤滑油が必要なのです。

ですからもし関係の近い人との人間関係に悩むことがあったら、潤滑油を探しましょう。
<h3>恋人との関係性</h3>
「恋人」=「じぶんの所有物」だと勘違いしている人もいます。所有物だと勘違いされているのですから、大事にされないのも当然かもしれません。

所有物でないことをハッキリさせるために少しばかりの「距離」を潤滑油にすることをおススメします。
<h3>家族との関係</h3>
ひとつ屋根の下で暮らす家族は、もっとも距離を取りにくい人間関係の一つです。

「口をきかない」という対策も多数報告されていますが、無口になることで亀裂がますます深くなるリスクもあります。

もしリスクを避けたいなら、たとえば「コトバ」で距離をとるのはいかがでしょうか?例えば「敬語」をあえて使うという工夫なども検討してみましょう。
<h3>SNSでの関係</h3>
SNSでの関係に困ったら「ブロック」する勇気をもちましょう。

もし現代にマクルーハンが生きていたら、おそらくは「SNSはまさしく脅迫的なコミュニケーションツールだ!」と叫んでいたに違いありません。

SNSでのゆるーいつながりをコチラから断ち切る勇気をもてないのであれば、やはりSNSでの付き合い方を考えなければいけないと思います。
<h2>最後に</h2>
日本の学校教育では「みんな仲間、みんな仲良し」だという教育が今でもなされています。

しかし大人も子供も「幻想」だということは薄々気づいています。

みんな仲間だと思っていたら、電車の中で痴漢する人はゼロ人でしょうし、通り魔なんてこの世に存在しません。

また多額の税金を支払っても「仲間を救うためだから」と納得するはずです。しかし残念ながら、この世の中はそうなっていないのです。

とはいえみんな仲間ではないにせよ、みんなで仲良くしないと民主主義の社会はもたないと思います。

ですからみんなと仲良くするために「<span style=”color: #ff0000;”><strong>コミュニケーションの</strong><strong>潤滑油を探す工夫</strong></span>」を常日頃から怠らないようにすることが大切です。