IKIGAI(by 茂木健一郎)

『お金』をモノサシに成功を定義するならば、あなたは上位5%に入らないと成功者にはなれません。

社会人にならずとも、社長は1人だけだし、同期の中で出世できるのも「ほんの一握り」であることは常識だと思います。

「そんなこといわなくても・・・」と、暗い気持ちになりましたか?もしそうなら今回紹介する1冊は、あなたのよどんだ気持ちを吹き飛ばしてくれるでしょう。

毎日笑っているか?

「会社というちっぽけな組織で勝者にならずとも、今の生活に満足しています。」といって毎日楽しく生きているなら、それは素晴らしいことだと思います。

しかしほとんどの人が「勝者」(成功者)になることを望み、その期待が裏切られて「敗北者」になると途端にモノクロの日常を「我慢して」生きているのです。

そんな「敗北者」の不安につけこんで「自分らしく生きよう!」と啓蒙する書籍はたくさんあります。

しかし結局のところ「自分らしく生きるためにお金が必要だ!!」という結論に誘導し、お金を稼ぐ方法を教えるために高額な金銭を要求するということは、もはや「定番」になっています。

お金に裏切られて不幸な気持ちになっている人に「お金があれば幸せになれる」と嘯く(うそぶく)のは、ささやかれる人にとっても「わかりやすい」のですが、、、、本当にそうなのでしょうか?

今回紹介する書籍は、30か国、28言語で出版が決定した日本人著者によるベストセラーなのですが、日本人にはスルーされているような印象を受けるので今回ご紹介したいと思います。

IKIGAI

脳科学者の「茂木健一郎」さんといえば、顔写真を出さずとも「ああ、あの人ね。」とわかる人が多いと思います。

茂木さんがクイズ番組で監修した「アハ体験」できる動画の数々は有名ですし、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも長年インタビューしていらっしゃいましたよね。

その茂木さんの夢だったことが「英語で本を出版する」だったそうなのですが、近年海外でブームになっている「IKIGAI」(生き甲斐)を本家本元の日本人に解説してほしいというイギリスの出版社からの依頼で白羽の矢が立ったそうなのです。

あなたには「生きがい」がありますか?

生きがいの五本柱

茂木健一郎さんは、「生きがい」の五本柱として以下のポイントを挙げています。

生きがいの五本柱
  1. 小さく始めること
  2. 自分からの解放
  3. 調和と持続可能性
  4. 小さな喜び
  5. <今ここ>にいること

“IKIGAI”の読者は勇気づけられるはずです。なぜならば”IKIGAI”は、茂木健一郎さんの言葉を借りれば「民主的なもの」だからです。

“IKIGAI”一部の権力者がお金の暴力によって独占するようなものでもなく、唯一無二の絶対的な価値観(お金 等)をモノサシにして測定できるものでもないのです。

つまり、、、、”IKIGAI”は「わたしたち全員に開かれている」のです。(たとえあなたが今どのような境遇にいようとも。)

しかし”IKIGAI”について解説するのは、率直に言って非常に難しいのです。なぜならば、「めざせ!月収100万円!」というような子どもでも理解できそうなわかりやすいキャッチフレーズが存在しないからです。

そのため茂木健一郎さんは、あらゆるキーワードを切り口にして”IKIGAI”について説明することに挑戦しています。

生きがいの切り口
  1. すきやばし次郎(高級寿司屋)
  2. 築地市場のマグロ仲買人
  3. ラジオ体操
  4. 将棋
  5. ラーメン
  6. 千疋屋(高級フルーツ店)
  7. 曜変天目(国宝)
  8. 枕草子
  9. 花見
  10. 永平寺(福井県)
  11. オノマトペ
  12. スタジオジブリ
  13. 日本のウィスキー
  14. EST!(東京湯島のBar)
  15. 雅楽(宮廷音楽・舞踊)
  16. 温泉
  17. 伊勢神宮
  18. 明治神宮
  19. 相撲
  20. 東日本大震災
  21. 週刊少年ジャンプ etc

ありふれたビジネス書であれば、「第一章 小さく始めること」、「第二章 自分からの解放」という章立てになるでしょう。

しかし茂木健一郎さんはわかりやすい構成にしていません。論理(ロジック)に慣れた西洋人にはおそらくは「わかりずらい」内容になっているはずです。

それでも茂木健一郎さんは「あえて」そうしているのだと思います。なぜならば、生きがいの五本柱はすべて密接に関連しているからです。

つまり「小さく始めること」ができたら、次に「自分から自分を解放」し、次に「調和を重んじて・・・・」のようなステップバイステップのやり方で必ずしも”IKIGAI”を重視する生き方を実践できるわけではないよ。。。。

というのが茂木健一郎さんから「隠された」重要なメッセージであり、”IKIGAI”を理解する重要なポイントなのだと思います。

ですからもしあなたが”IKIGAI”について理解したければ、「感覚的」にその世界観を理解するしかないのですが、、、、、、幸いにして”IKIGAI”(茂木健一郎、恩蔵絢子/訳)はあなたが生きがいを疑似体験する優しいガイドラインになると思います。

自分を苦しめているのは自分だった」という驚愕の事実に、95%の自称『負け組』の方々に気づいてほしいと思います。おススメです↓↓↓↓