金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。(by アラン)

あなたは「仕事を失ったらどうしよう?」とか、「転職したら給料が下がる」と不安を抱いていませんか?

多くの人が同様の不安を抱えているだろうと思います。しかしそんな時は、アランの「金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。」という名言を思い出してください。

アランとは?

1868年~1951年。フランス出身の哲学者。本名はエミール=オーギュスト・シュルティエ。1925年にアランの名義で出版した『幸福論』が有名。

無一文の恐怖に怯えたくなければ

無一文になる恐怖に怯える人生から脱却したければ、アランの言葉を胸に刻むべきです。

ココから先は、アランの言葉を読み解くヒントをいくつか解説していきたいと思います!

付加価値を生み出せ!

人によっては、労働時間、学歴、キャリアパス、資格などをウリにしたり差し出したりしてお金を稼いでいます。

つまり多くの人は独自の付加価値を生み出しているわけではなく、入れ替え可能な存在(組織の歯車として)してお金を稼いでいます。

独自の付加価値を生み出さずしてお金を稼ぐのは一見すると楽です。しかしリスクがないわけではありません。

なぜならば、自らが付加価値を生み出すことでお金をもらっていない人は、たとえば社内でポジションが奪われただけで、ある日突然お金が稼げなくなってしまうからです。

そのことがよくわかっているサラリーマンは、ますます仕事にしがみつくようになります。会社のそのことは理解していますから、転職が難しくなる年齢になるにしたがって、少しずつ理不尽な要求をするようになります。

例えば「ぶっちゃけ、サービス残業だけどさ。会社も大変なのよ。不景気だから。若い奴らは働かないでしょ?じゃあ誰が頑張るの?やっぱりあなたでしょ?頼りにしているよ!」といわれれば、断りずらいはずです。

また日本企業の慣習では「役職定年」というものもあります。今まで部長の給料をもらっていたのに、ある日突然、「定年までは3割減の給料で頼むよ!」だなんて会社から一方的に通告されるわけです。

役職定年の仕組みは、労働者の立場からすれば明らかに理不尽です。しかし労働力を安く搾取されることがわかっていながら、その仕事にしがみつかなければいけない人も多いのです。

なぜしがみつくのかといえば、「付加価値を生み出すことができないから」です。

もし付加価値を生み出せる人であれば、どこの組織に所属しようとお金を稼げます。場合によっては、会社に頼らずともお金を稼ぐことができるはずです。

独自の付加価値とは?

「付加価値を生み出しましょう!」というと、途端に「わたしには無理そうです。」と反射的に反応する人がたくさんいます。

なぜ?反射的に「わたしには無理そうです。」と反応してしまうのかといえば、おそらくは日本の教育に問題があります。

付加価値のなかでも一番貴重なのは、独自の付加価値です。独自の付加価値とは、「まだ誰も手をつけていない新しいこと」に宿りやすいです。

しかし日本の教育では、新しいことを生み出すことを良しとしません。「新しいことに挑戦して失敗したらどうするの?」とひたすら不安をあおり、挑戦する機会を奪うのです。

例えば、学生の時から偏差値が少し足りないだけで「諦めろ!」と指導されるのですから、挑戦できなくなるのも頷けます。

また社会人になれば、大企業であるほど官僚的な「減点主義」の人事評価のなかでサバイバルしなければいけません。

つまり出世するための一番合理的な選択肢が「減点されないこと」=「失敗しないこと」なのですから、「挑戦しないのが吉。他人の成果を横取りしよう!」とか、「その時々の状況を何とかやり過ごそう!」という発想が合理的になってしまうのです。

しかし残念ながら、挑戦しない組織はいずれ滅びます。なぜならば、社会は進化するからです。例えば「新聞業界」は、部数が下がっているのに有効な対策を何一つ打てていません。

会社員や家庭こそ思い切り失敗できる環境だと思うのですが、もし今の環境で新しいことに挑戦できないなら、現状の外に挑戦の場を求めしか生き残る道はありません。

もし付加価値を生み出せないなら

もし付加価値を生み出せないなら、お金を生み出す原動力が「労働力」しかないことを意味しています。

あなたでなくてもいい仕事(代わりが他にいる仕事)に従事している場合、賃金を上げてもらうのは難しいのが実情です。

結局のところ、お金を増やす選択肢は「地道に節約する」もしくは「一発逆転を狙う」の二択になってしまいます。

もちろん、どちらかの選択肢を採用すればお金持ちになることは可能です。

しかし「お金の呪縛から解放される」生活を実現することは意外に難しいのです。なぜならば新しい挑戦に二の足を踏んでしまいやすくなるからです。

ちょっと想像してみてください。地道に節約して稼いだお金が目の前にあるとします。あなたはそのおカネを元手に新しい挑戦ができるでしょうか?

おそらく「お金を失ったらまた労働力を提供しなくてはならない。だから貯蓄しておこう。」と思うはずです。きっと歳を重ねれば重ねるほど、挑戦することが怖くなるでしょう。

結局のところ、「挑戦することが怖い⇒現状を維持する」というパターンから抜けだすことができないのです。

「現状を維持する」ということはつまり、、、、、地道に節約するという戦法でお金持ちになった人はそのまま節約を継続しなければいけませんし、一発逆転でお金持ちになった人はまた次の一発逆転に期待する人生を歩むということを意味しています。

しかし付加価値を生みだすことができれば、もっと早くお金持ちになれます。そのカラクリをカンタンに紹介しておきましょう。

付加価値によりお金持ちになるカラクリ

独自の付加価値を生み出すことができると、ビジネスを有利に進めることができます。

なぜならば、独自の付加価値の値段を決めるのは「あ・な・た」だからです。もし先方の提案に納得できなければ、あなたの付加価値を売らなければいいのです。

そして付加価値を納得のいく価格で販売することができれば、あなたは「自由な時間」という最強の資源を手に入れることができます。

さらに自由な時間をさらに自己投資に充てることで、あなたはもっと賢い人間、スキルの高い人間になり、高い付加価値を短時間で生み出すことができるようになります。

つまり、「独自の付加価値を生み出す」⇒「自由な時間をゲットする!」⇒「時間を自分に投資する」⇒「より高付加価値を生み出せる人間になる」という正のスパイラルを歩むことで、あなたは少しずつ豊かになっていくのです。

最後に

「仕事を失ったらどうしよう?」とか、「転職したら給料が下がる」と不安を抱くなら、アランの言葉を思い出してください。

そして自問自答してみましょう。

無一文になってもわたしが生み出せる付加価値とはなんだろうか?わたしは何を追求すべきだろうか?と。

あなたが高付加価値を生みだす人間になることを祈っています。