貧乏から抜け出すために『最初』にやること

貧乏から抜け出すために『最初』にやること

貧乏から抜け出す方法を理解したいなら、なぜ?格差は生まれるのか?ということについて理解するとよいでしょう。

なぜ?格差があるのか?

格差があるのか?という質問は、2つの点について理解する必要があります。

1つ目は「なぜ?格差が生まれるのか?」、2つ目は「なぜ?格差が固定化するのか?」です。

格差が生まれる理由

格差の生まれる理由は、ひとえに「環境の違い」です。

なぜ?オーストラリア、アフリカ、アメリカ大陸に住んでいた先住民は、西洋人に奴隷にされて植民地にされてしまったのか?というと、「文明が発達したから」です。

ではなぜ?西洋で文明が発達したかというと、飢えて死にそうになっていたので大変な苦労をしてでも農耕を「発明」するしかなったからです。

そして農耕の発達により食料の余剰が発生し、食糧の余剰は「文字」、「債務」、「通貨」、「国家」、「官僚制」、「軍隊」、「宗教」などを生み出すことになるのです。

文字がなければ食料の余剰を管理できません。

通貨や債務という概念がなければ余剰を誰にどのように配分するかを管理できません。

国家や軍隊がなければ余剰になった食料を略奪から守ることができません。

官僚がいなければ大きな国家を運営できません。

つまり食料の余剰は、文字、債務、通貨、国家、官僚制、軍隊、宗教などと密接にかかわっているのです。

その一方で、自然の恵みだけで食べていける土地では農耕は「発明」されませんでした。なぜならば農耕により食料を生産しなくても飢えずに生きていくことができたからです。

しかしあなたが本当に知りたいのは、これまで解説してきたような「グローバル経済の格差」についてではないはずです。

あなたが知りたいのは、世界第三位の経済大国『日本』で暮らしているのに「貧乏だと感じる理由」についてだと思いますから、「なぜ?格差が固定化するのか?」という点について詳しく解説したいと思います。

あなたが貧乏から抜け出すために重要なヒントが隠れていますから、是非とも最後までお付き合い下さいね。

格差が固定化する理由

格差が固定化する理由は、くどくどと説明せずとも直観的に理解することができます。

例えば、世界のどこかで貧困に苦しんでいる人がいることをあなたは知っています。しかしあなたは自分の生活を改めようとは思わないはずです。

「キレイな水と、キレイな空気、生活な服とスマートフォンをもつ権利が自分にあるはずだ。」と信じて疑いもしないはずです。

あなた自身の心の内を推し量るだけでも、世の中の権力者も同様なことを考えているであろうことは容易に想像がつきます。

例えば、有名大学を卒業した人の多くは「頑張って勉強したのだから、いい会社に就職して、それなりの給料をもらうのは当たり前だ。」と考えます。

そう。恵まれた生活を享受する人は、自分たちが恵まれた生活を享受し続けるのは「当然の権利として守られるべき」だと考えるのです。

ですから権力者だって、「当然の権利を守るためにやるべきことは当然のようにやる。」のです。

具体的には、権力者は自らの権力を正当化する「思想」を庶民に埋め込みます。そのための装置の一つが「宗教」です。

例えばキリスト教(プロテスタント)には「予定説」という思想があるのですが、予定説とは「運命は全知全能の神様が決めている。」という思想のことです。

つまりキリスト教(プロテスタント)にとっては、人災ですら「神様が決めたこと」であり、政治家や官僚の責任ではないという論理がまかり通ってしまうのです。

あなたは気づいていないかもしれませんが、日本でも権力者に都合のいい思想がバラまかれています。

例えば「自己責任」という言葉は、権力者には都合のいい思想です。なぜならば政治判断の失敗により景気が失速したり、失業率が増加したとしても「お前の努力が足りないんだ!」と一喝できるわけですからね。

貧乏が気持ちいい?

「自分は貧乏だ」という自覚があるあなたに質問です。

心のどこかに「自分には貧乏がふさわしい」という気持ちがないでしょうか?

おそらくあなたは「そんなことはありません!」と反論するかもしれませんが、実のところ貧乏の状況が心地よくなっている人が多いのです。

例えば、貧乏から抜け出せない人の多くは、貧乏習慣をやめたいと思っているのにやめることができないのです。

具体的には、貧乏から抜け出すためには「投資が必要。」だということはわかっていますが、投資することができず貯金ばかりに熱心だったりします。

貧乏な人はどうしても「自分のお金を他人のために与える」(投資)をすることができず、自分のお金を自分のためだけに使おうとするのです。

もう少し掘り下げて考えてみます。なぜ?貯金をしても貧乏から抜け出せないのに貯金にこだわるのでしょうか?すぐに使う予定のないお金を銀行に塩漬けにするのでしょうか?

その理由はズバリ「貯金は安心。」だと思っているからですよね?

今日本ではお金が循環していません。日本人の個人資産のほんの一部が消費に回るだけで日本の経済は大きく変わるのに、金利をゼロにしても貯金は消費にも投資にも流れません。

つまりそれほどまでに「貯金は安心」という思想は強く庶民に埋め込まれてしまっているのです。

勘のいい方ならお気づきでしょう。日本人が貯金することで得をするのは日本政府やアメリカの企業です。

民間企業はわたしたちの貯金を元手に国債を購入し、日本政府を買い支えています。ゆうちょ銀行のお金は「株式による資産運用」という名目で外国企業に流れているのです。

しかも日本政府の場合は、金融緩和という名目でお金を刷りまくっています。GDPが横ばいの状況でお金を刷ったらどうなるかというと、、、日本円の実質的な価値は目減りし続けるということです。

つまりわたしたちの血と汗と涙の結晶であるお金の価値は、貯金すればするほど「価値が目減りする」のです。もちろん貯金すれば雀の涙ほどの金利がつきますが、それ以上に物価は上昇しています。

スーパーで買い物すれば物価の上昇を肌で感じるはずです。数年前まで100円で購入できていたアイスクリームは140円に値上がりし、安くなるのは「もやし」だけという嬉しくない状況が生まれているではないですか。

ふざけんじゃねー!

と怒りの声をあげる人がもっと増えてもいいはずなのに、日本人は「しょうがない」で納得します。

消費増税が5%から8%になるときも「しょうがない」の一言で納得する日本人はとても多かったです。

支配者の都合のいいように「余剰」を手に入れながら、庶民に反乱を起こさせずに、権力を維持する仕組みは、それとわからないようにこっそり埋め込まれているのです。

貧乏から抜け出すテクニック

さて、もうここまで記事を読んだあなたであれば、この記事のタイトル「貧乏から抜け出すために『最初』にやること」がわかりましたね?

テクニック1)鵜呑みにしない

「確実に儲かる話があるんだけど、もちろん元本保証だよ?」という胡散臭い話に騙されるようでは、貧乏から抜け出せないことはわかりますよね?

ようするに「他人から持ちかけられるオイシイ話」は鵜呑みにしてはいけないのですが、同様に、権力者にとって都合がいいだけの情報も鵜呑みにしてはいけないのです。

とはいえ「鵜呑みにしない」というシンプルなことが実はとても難しいのです。

その証拠に、『確実に儲かる』胡散臭い投資話に騙される人っていまだに多いですし、騙された人のなかには騙された後になっても「まだ騙されたなんて信じられません。」と主張したりもします。

例えばあなただって、テレビに出演している経済学者の主張であれば「専門家がいうなら正しいのだろうな。」と疑いもなく受け入れてしまっているのではないでしょうか?

「権威」のある人や、「宗教」の指導者は、その心理をよく理解しています。ですからあなたを繰り返し繰り返し、権力者にとって都合のいい価値観に誘導しようとします。

例えば「勝ち組」、「負け組」という言葉がありますよね。

勝ち組は「負け組になりたくない!」と頑張るし、負け組は「勝ち組になりたい!」と頑張るのです。

権力者にとっては「そこそこ稼いでいるからサボろう」では困るわけです。なぜならば労働者にサボられたら税収が減ってしまうからです。

あなたも知らず知らずのうちに「勝ち組」、「負け組」という言葉をつかってしまっていませんか?それこそ権力者の思うツボというものです。

テクニック2)直接他人と話す

鵜呑みにしないことを心がけていると「この情報は嘘なんだろうか?本当なのだろうか?」と疑問に思うことがあるはずです。

そんな時は是非とも「他人と話す」ことを心がけることをおススメします。

昭和の時代は「家族でちゃぶ台を囲みながらテレビを観る」ということがありましたし、多くの家庭が新聞を購読していました。

ですからテレビを観ていてもご意見番のオヤジがテレビに反論するという場面がありましたし、井戸端会議でいろんなことを話すのが当たり前でした。

しかし今ではテレビもSNSもYouTubeも「一人で」視聴するし、井戸端会議も町内の回覧板もなくなり、「自分にとって都合がよく心地よい思想を100%受け入れる」ということがまかり通っています。

例えばドナルド・トランプ大統領の支持者たちのなかには、「ドナルド・トランプは世界の影の権力者からアメリカ国民を守る救世主だ!」と信じられている人も多いです。(興味のある方はQ-anon、キューアノンで検索!)

自分の考えを他人に話した結果、他人から笑われたり、けなされたり、褒められたりすることもあるでしょうが、少なくとも自分にとって都合のいい思想を妄信的に信じるという危うい状況からは脱することができるでしょう。

最後に

もしあなたが世界第三位の経済大国日本に生まれたラッキーな状況にいるのに、、、「ラッキー」だと思わず、「日本の未来は暗い」と信じているなら黄色信号です。

もしなたが世界第三位の経済大国日本に生まれたというラッキーな状況を生かしきれていないことに、苛立ちや怒りを感じずに、「しょうがない」と信じているなら黄色信号です。

貧乏人は貧乏人ならではの価値観を大切にしていますし、お金持ちはお金持ちならでは価値観を大切にしています。

つまりお金持ちになりたいなら、あなたが今まで「常識」だと思っていたことを「ぶち壊す」必要があるということです。

痩せている人は「腹六分」だったり「毎日運動する」ということを常識にしているから体型をキープできるのです。その一方で肥満体質の人は「腹10分」だったり「気が向いた時だけ運動する」ということを常識にしているから太った体型から脱出できないのです。

痩せている人にとって「太った体型の自分」を放置することは許せないことです。だから頑張って痩せようとするのです。

あなたはどうでしょうか?あなたが貧乏であることに「許せない」という感情があるでしょうか?このまま「貧乏のまま死ねないよ!」という感情があるでしょうか?

「しょうがない」という言葉を捨てることからはじめましょう。お金持ちになる話はそれからです。